オリジナル問題 胃癌のリスク

問題:
胃癌のリスクを高めるのはどれか。

  • a. 胃過形成性ポリープ
  • b. 胃底腺ポリープ
  • c. 萎縮性胃炎
  • d. 胃粘膜下腫瘍
  • e. 胃静脈瘤
【クリックして答えを表示】

正解:c. 萎縮性胃炎


最低限これだけ覚えろ!【解説①】

・胃がんの最大リスクは萎縮性胃炎+ピロリ感染
・他の選択肢は「がん化リスクは低い or ほぼない」
→ よって正解はc. 萎縮性胃炎

普通の解説【解説②】

萎縮性胃炎は、胃の粘膜が薄くなり、腸のような細胞(腸上皮化生)に置き換わる状態。
ピロリ菌感染が主な原因で、長期放置で胃がんのハイリスクになります。
国試ではピロリ → 慢性胃炎 → 萎縮性胃炎 → 胃がんの流れを押さえればOK!

その他の選択肢はがん化リスクが低い:

  • a. 胃過形成性ポリープ:基本的に良性。まれに腺腫成分を持つとがん化も。
  • b. 胃底腺ポリープ:ピロリ陰性に多い。ほとんどが良性で経過観察。
  • d. 胃粘膜下腫瘍:GIST(消化管間質腫瘍)などのこと。がんとは異なる。
  • e. 胃静脈瘤:門脈圧亢進でできる静脈のふくらみ。がんとは無関係。

超わかりやすくて詳しい解説【解説③】

◆ 胃がんのリスク因子ってなに?
国試で狙われやすいのは「前がん病変」と「背景因子」です。
その中でもピロリ感染と萎縮性胃炎は鉄板知識!

◆ 萎縮性胃炎 → どうしてがんになるの?
ピロリ菌によって慢性炎症が起きる → 胃の粘膜が萎縮する → 腸のような細胞(腸上皮化生)ができる → がん化する この変化の連鎖が数年〜数十年かけて進行する。

◆ 他の選択肢の位置づけは?

  • a. 胃過形成性ポリープ:良性が多い。ピロリ除菌後に消えることもある。
  • b. 胃底腺ポリープ:ピロリ陰性に多く、がん化リスクは極めて低い。
  • d. 胃粘膜下腫瘍:表面の粘膜から発生しない。悪性ならGIST(消化管間質腫瘍)などがある。
  • e. 胃静脈瘤:肝硬変などで門脈圧が高くなった結果できる。がんではない。

◆ まとめ
胃がん=ピロリ+萎縮性胃炎が基本路線
他のポリープや瘤は「なんかヤバそうだけど、がんではない」系が多い!